ミラプロは、福祉とデザイン研究会の実践プログラムのひとつとして、2024年度に新たにスタートしました。滋賀県長浜北星高校・福祉コースの先生と生徒が地域で活躍するデザイナーとともに、「福祉の未来を考える」をテーマに取り組んだ1年を振り返ります。
外部の視点を取り入れる福祉教育へ

2024年のプロジェクトの主体となったのは、滋賀県立長浜北星高校・福祉コースの教員である高田先生と、長浜北星高校の外部アドバイザーであり、このプロジェクトのデザイナーでもある中井健太さんです。
中井さんが長浜北星高校の外部アドバイザーとして関わることになったきっかけは、滋賀県立大学の教員が主催したワークショップを通じて生まれたご縁だったそうです。
外部アドバイザーを迎えた経緯について、高田先生は、「もっと学校外のことを知りたいと感じていた」と話します。
「教室の中で知識を学ぶことはもちろん大切ですが、社会の現場や異なる分野の人と関わることで、より生きた学びになる。」
そうした思いから、外部人材と協働する授業づくりを模索してきました。生徒たちは、中井さんとともにSDGsの基礎講座から始まり、地元企業7社との課題解決型ワークショップ、長浜市との連携プロジェクト、自己分析を行うキャリアワークなど、多様なテーマに挑戦し、自ら考える力を育んできました。
こうした取り組みの中から、福祉コースとしても中井さんとともに何かをおこないたいということに。そのようなタイミングで、偶然出会ったのが「福祉とデザイン研究会」でした。
中井さん自身も福祉分野について知ると同時に、研究会の他のチームとの連携なども期待して参加を決めた長浜北星高校。どのようなプロジェクトが進んでいったのでしょうか。
福祉の裾の尾をひろげたい

高田先生によると、年々福祉の分野を選ぶ生徒の数は減ってきており、そのことに危機感を感じていたといいます。社会に必要な人材にも関わらず、このままでは必要な数を送り出すことができない。学びたいと考えている人は本当にいないのだろうか。
そして、福祉=介護の仕事、という先入観から、福祉がもっと幅の広いものということが知られていないのではないのだはないだろうか。
そのような疑問から、2024年は「福祉の裾野を広げる」ことをテーマに取り組むことになりました。
生徒が「福祉をひろげる」側に立つ
「福祉」を知ってもらうためには、自分たちが福祉をもっと知る必要がある。
そのために、ミラプロでは授業の中で、福祉のさまざまな仕事に関わる人々を招き、話を聞く機会を設けることになりました。
これまでのイメージとは少し違う福祉の話を聞いて、生徒たちはどのような反応だったのでしょうか。そして、学んだことをどのように発信していくことになったのでしょうか。





